現役医師におすすめ!医師バイトのメリット・デメリット

日々忙しく働いている医師の先生方、常勤だけでは給料が低い、子どもを私立の学校に通わせるためにもう少し給料が上がってほしい等、お悩みではないですか?

医師の働き方のひとつに医師のアルバイト(医師バイト)があります。
以前から医師バイトは医局や病院からの紹介が多いですが、近年インターネットの医療系サイトでも医師バイトの求人が多数紹介されるようになり、簡単に情報が得られるようになりました。
インターネットの求人では、午前中のみや往診、健康診断など細かく時間や業務内容が設定されており、普段忙しく働いている医師でも自分に合った医師バイトを探すことができます。

そこで今回は医師の方を対象に医師バイトのメリット・デメリットについて、現役の勤務医で数多くの医師バイトを経験した著者が詳しく解説していきたいと思います。

医師バイトとは?

医師バイトとは医師免許を所有する医師が行うスポットのアルバイト定期の非常勤バイトのことで、以前は医局や知り合い、勤務先などから斡旋してもらっていました。
しかし近年はインターネット上で医療系プラットフォームから求人を探すことで、幅広い需要の中から気になる案件を選択することもできるようになりました。

医師バイトの特徴

医師バイトは人手の足りない医療機関からのヘルプ、また医師を必要とする施設やイベントからのオファーなど様々な案件があります。
一般的には専門科ごとの求人が多いですが、献血会場の医師や在宅医療のオンコール待機など専門科をそこまで必要としないような特殊な求人もあります。

最近は新型コロナウイルスのワクチン接種の求人もありました。

時間帯も様々で午前中の健診や外来のみといった短時間の業務から日勤、当直、日当直といった長時間の業務まであり、施設によっては土曜日から月曜日朝まで2泊3日コースの求人もあります。

医師バイトの相場

さて、気になる給料ですが、医師バイトの相場は業務内容によって変わってきます。
特殊な検査や専門的な内容となれば必然的に相場は上がりますし、逆に一般的な内容のみの業務であれば相場程度か相場以下になります。業務が忙しい場合も相場は高くなります。また、給料は施設側の判断となりますので、経営状態や社会的背景などによっても左右されます。

著特殊な手技や高い専門性が無く、多忙でない場合は概ね日勤帯が時給7000-10000円程度、当直帯が3000-5000円程度です。

求人はどこにある?医師バイトの探し方

次に求人の探し方について解説します。是非参考にして頂き、自分に合った案件を探してみましょう。

医局や勤務先からの斡旋

医局に所属されている先生は良くご存知かと思いますが、医局には関連病院や関連クリニックから求人の依頼があることが多いです。
その多くは大学の先生や大学院生の先生が依頼を受けていますが、地域や内容によっては受け手が少ないような案件もあるため、気になる人は一度確認してみましょう。
また、勤務先の病院や知り合いから斡旋がある場合もあるため、確認してみてもいいかもしれません。

医師のアルバイトサイトを活用

近年はインターネット上に医師のアルバイトサイトが複数あり、常勤・非常勤定期・スポットなど医師の求人を掲載しています。このようなサービスを利用する場合は多くの場合アカウント登録が必要なため、アカウントを登録し、求人案件を検索してみて下さい。

地域、専門科、日にち、給与面など詳細な条件を設定して検索することが可能です。

医師のバイト探しにおすすめのサイトTOP9徹底比較!2022年最新版

医師バイトのメリット

では実際に医師バイトをするとどのようなメリットがあるのでしょうか?
医師バイトには想像以上にメリットがあります。

給料アップ

医師バイトの一番のメリットはやはり給料です。本業の収入に追加で得られる収入は魅力的です。
医師バイトは時給が高額なため、短時間でも比較的高い給与が得られます。例えば週1回日勤もしくは当直を行うだけでも月数十万の給与を得ることが可能です。

経験値アップ

経験という面でも医師バイトはメリットとなります。大半の医師の先生方がバイトをする時は自身の専門科を選ぶのではないでしょうか?
本業以外でも専門科の医療行為を他院で行うと、治療する疾患や患者さんの状態が変わるため、新たな経験になります。また、医師バイトを行う病院では、求められる治療の内容も異なるため、自身の科以外の診療も行うこともあり経験となります。

ただし、専門的な内容を経験することは少ないため、より専門性の高い治療を経験したい方にとっては物足りないかもしれません。

スキマ時間の有効活用

医師は休みが不定期であるため、当直明けの休日や年休日などだらだら過ごしてしまいがちです。また、休日に一日働くのは嫌だけど、午前中だけ仕事できればいいのにと思っている方も多いのではないでしょうか。

そのような普段無駄にしてしまいがちなちょっとした時間やスキマ時間も、事前に把握していれば医師バイトを組み込むことが可能です。
例えば求人によっては、土曜日の午前外来のみや休日の日勤のみの案件もあります。無駄にしがちな時間をお金にかえることができればとても効率的です。一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。

交友関係が広がることも

医師バイトは普段勤務している施設以外の施設に行くことになります。そのため、バイト先の施設では新たな交友関係ができることもあり、何度か勤務して気に入ってもらえた場合は非常勤での定期を提案されることもあります。

色々な医療現場を知ることができる

医師バイトで勤務する施設は普段勤務している施設とは規模や役割が違うことが多いため、普段と違った医療現場を知る良い機会になります。
特に地域に根ざしている病院の場合は大きな急性期病院とは求められる内容や治療の範囲も大きく異なり、一緒に働くメディカルスタッフの知識や技術も変わります。

自身の医療現場以外の見識を広げるチャンスとなります。

医師バイトのデメリット

さて、ここまで医師バイトのメリットについて詳しく説明してきましたが、もちろんメリットばかりではなくデメリットもあります。

体力の消耗

デメリットの一番は何と言っても体力の消耗です。ただでさえ、普段の病院勤務で忙しくしているのに、さらに勤務外でも働くことになるため体力はもちろん消耗します。

しかし、上手に業務内容を選べば体力の消耗を抑えることができます。
例えば、慢性期の疾患を扱う病院の当直では夜間に呼び出されることが少ないため、当直帯はほとんど自分の時間となります。

このような業務内容の案件を組み合わせたりしながら自分の体力に合ったスケジュールを組むことが可能です。

時間の消費

体力の次に気になるデメリットはもちろん時間の消費です。医師バイトにかかる時間はプライベートの時間を削ることになります。家族と一緒に過ごす時間や恋人・友人と過ごす時間を大事にしたい場合は、ほどほどにする必要があります。

医療トラブルのリスク

なんと言っても一番怖いデメリットが医療トラブルです。普段勤務する病院以外での勤務となるため、慣れないことも多く、また慣れない疾患を診療する場合もあるため注意が必要です。
また、周囲のメディカルスタッフの知識や経験も未知数のため手探りとなります。特に急性期病院でバイトをする場合は注意が必要です。

サポート体制をしっかり確認しながら慎重に診療を進める必要があります。

移動は疲れる?

医師バイトを行う上で意外と辛いのが移動です。スケジュールの時間に合うように移動を繰り返すため、たとえ近距離や中距離であったとしても、頻回の移動は体力を使います。頻回に行く場所は近場を選ぶことをおすすめします。

確定申告は必要?

医師バイトを行う上で必ず気を付けたいことのひとつに確定申告があります。
常勤で勤務されている病院からの給与のみであれば必要ないのですが、他施設で支払われる給与は税金関係の処理が不十分のため、自分でまとめて税務署に提出する確定申告が必要です。そのため、手間になりますが、複数の施設で医師バイトを行う際は源泉徴収をしっかり入手して、期日までに確定申告をしましょう。

ここは気を付けよう!バイトをする上での注意点

ここまで医師バイトのメリット・デメリットについて詳しく解説してきましたが、最後にバイトを行う上での注意点について簡単に説明します。

3-4月は貯金を残しておこう

医師バイトを行う場合は確定申告が必須と説明しましたが、他施設から支払われる給与は所得税の天引きが少ないことが多く、その場合は確定申告で不足分を支払う必要があります。
この支払が3-4月となり、多いときは数十万の支払いとなります。ただでさえ新年度でお金が必要となる時期ですが、さらなる備えをしっかりしておきましょう。

インターネットはつながる?設備の確認

バイト中は忙しさにもよりますが、ある程度は自分の時間があるため、周囲の設備の確認は重要です。
特にデスク周りではインターネットの有無、当直の場合はシャワーの有無も大切です。気になる方は事前に確認しておきましょう。

勤務時間は大丈夫?勤務時間と移動の時間をしっかり確認

勤務時間をしっかり確認しておくことも重要です。特に大切なのが、当直帯の終了時間です。
当直時間が朝9時までの場合は次の勤務先に間に合わないからです。遠方の場合は朝8時でも間に合わないことがあります。

ただし、交渉によって朝の時間帯を早めることも施設によっては可能であるため、事前に十分に確認しましょう。

そもそもバイトして大丈夫?勤務先に確認しよう

事前に自分の勤務する施設がバイトを認めているかどうか確認も必要です。公的な病院はバイトを認めていないケースもあるため、後で問題にならないように事前に確認しましょう。

まとめ

医師バイトの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説しました。医師は勤務も不規則になるため、不定期な余り時間やスキマ時間ができやすく、少しモヤモヤしている方も多いのではないでしょうか。

事前にスケジュールを管理し、また業務内容もしっかり吟味すれば、普段多忙な先生でも効率良く健康的に医師バイトを行うことは十分に可能です。一度試してみてはいかがでしょうか。