工場・製造業への転職【解説】志望動機と自己PRの書き方

「やりがいを見出せない」「人間関係が上手くいかない」といった悩みは、仕事をしている人なら誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
豊富な職種とものづくりに憧れ、製造業への転職を希望する人は多いです。
経験を生かしてスキルアップを図りたい場合も、全く違う業種から新たなチャレンジをしたい場合も、転職にはしっかりとした準備が必要となります。
当記事では、工場・製造業への転職に大切な準備に加え、志望動機と自己PRの書き方を解説していきます。

工場・製造業へ転職する前に準備しておくべきこと

闇雲に求人を探し、すぐに履歴書や職務経歴書を記入するのはおすすめできません。
特に製造業の場合は職種が幅広く、取り扱う商材によって業務内容が大きく異なります。
工場や製造業へ転職する前にやっておくべき準備は次の2つが挙げられます。

業界・企業研究

業界・企業研究は、転職活動を進める上で最も重要です。
足りないために失敗して後悔することも多く、念入りに行うことが大切です。
工場・製造業界における研究ポイントは3つあります。

工場・製造業界における研究ポイント

  1. 製造業界の動向を知る
  2. 企業のビジネスモデル、業務内容を把握する
  3. 職種を絞る

高品質と安全性が評価され、ものづくり大国でもある日本の製造業ですが、特に技術職において著しい人手不足に悩む中小企業は少なくありません。
かつて花形といわれ人気を博した完成品メーカーに変わり、注目が集まっているのが素材メーカーと部品メーカーです。
下請けのイメージが強いですが、独自の付加価値を追及し協働することで、完成品メーカーに並ぶ企業へと変化しています。

業界を深堀りして見えてくる企業の特徴や強みと、自分の興味や適正が一致すると、志望動機や自己PRにもつなげやすくなります。

製造業の職種は幅広く、商品企画をはじめ研究開発や設計、営業などさまざまです。
職種によって求められる能力や人材には違いがあります。
例えば、営業ではコミュニケーションスキルやプレゼンスキルが重視されます。
製造現場では、作業を正確かつ安全に遂行する注意力や集中力が求められます。

転職後に「思っていた仕事と違う」といった事態を防ぐため、職種に関しても自分の適性を見極めた丁寧な情報収集が必要です。

自己分析

自己分析は、転職後に納得して仕事を続けていくために不可欠なものです。
好きな製品や興味のある分野で働くことが、本当に自分が活躍できる職場であるとは限りません。自己分析を効率的に行うポイントは、次の2つです。

自己分析を効率的に行うポイント

  1. 自分の「したいこと」と「できること」を明確にする
  2. 紙に書き出して可視化する

自己分析は一度で終わらせず繰り返し行うことが重要です。
反復することで頭の中が整理され、自分の考えや意見に一貫性が持てます。
人手不足に加えAIやロボットの普及で、製造業では主体性と実行力があり変化に柔軟な人材が求められています。
徹底した自己分析により、志望動機や自己PRの説得力が増します。

一目置かれる内容で他の応募者との差別化を図ることが、採用への近道となることでしょう。

工場・製造業へ転職するときの志望動機の書き方

採用側の目に留まる魅力的な志望動機には、職種を理解した明確な理由と仕事への意欲が簡潔にまとめてあります。
当たり障りのないオリジナリティに欠けた内容では、最後まで読んでもらえない可能性が高まります。
職種の特徴を踏まえ、志望動機の書き方のポイントを説明します。

製造業の主な職種

製造業の主な職種は以下の6つです。

商品企画 消費者ニーズに合った魅力的な新製品を企画
綿密な市場調査で差別化を図る
研究開発 製品の品質向上を図る
既存技術の応用、最新技術の導入
設計 企画、構想を図面化する
コストと品質を両立させる
製造 製品を作る
トライ&エラーを繰り返し、改善を重ね完成まで仕上げる
品質管理 規格に基づき試験、検査を行う
完成品の最終チェック
営業・販売 製品を販売する
顧客のニーズを汲み取り、製品へ反映させる

製造業の仕事内容は多様です。
中小企業では、限られた人数で複数の職種を兼務しているところもあります。

工場勤務での主な職種は製造や品質管理であるため、他職種を志望している場合は注意が必要です。

志望動機の書き方3ステップ

志望動機は以下の3ステップで書くと効率的です。

志望動機の書き方3ステップ

  1. 企業を志望する明確な理由
  2. 希望職種でいかせるスキル
  3. 成長意欲

なぜ他ではなく製造業界を選んだのか、数多くあるメーカーの中からなぜその企業を選んだのか、明確な理由を述べることが重要です。
製品をただ褒めるだけ、企業理念に共感したから、といった他社にも使い回しできそうな内容は避けましょう。

志望の職種でいかせる経験やスキルがある場合は必ず明記し、面接時にもわかりやすく伝えられるよう準備しておくことが大切です。

ものづくりの過程は長く、完成まで何度も試作を繰り返します。
工場の製造現場では、年功序列や下積み経験が重視される傾向があり、仕事内容と人間関係を含めた忍耐力と成長意欲が必要とされます。
自分の性格や特徴も踏まえ、入社後の仕事への取り組み方をしっかりと考えておきましょう。

工場・製造業へ転職するときの自己PRのポイント

採用時には、自己PRも志望動機と同じくらい重視されるので入念な準備が必要です。
自己PRを書くときのポイントは2つあります。

自己PRのポイント

  1. 製造業で有利な資格、スキルを明記する
  2. 具体的なエピソードと自分の考えを添える

持っている資格やスキルは多くても2つまでにしておくのがよいでしょう。
アピールしたいことが多くなってしまうとまとまりが悪く、肝心な内容が伝わりにくくなってしまいます。

具体的なエピソードを交え、そこで自分が行動したことや考えたことなどを加えるとさらに深みが増し、魅力的な自己PRに仕上がります。

製造業に関する経験も資格も持っていない場合でも、次のような特性はアピールポイントになります。
 

自己PRのポイント

  1. コツコツと地道に努力できる
  2. 最後まで諦めず続ける粘り強さがある
  3. 周囲と円滑なコミュニケーションを取れる

ものづくりは地道な作業の積み重ねです。
よいものは幾度もの改善を繰り返して出来上がります。
そのため、途中で投げ出したり諦めたりしない根気が必要とされます。
また、複数の工程で関わる人たちと、上手に連携をとっていくコミュニケーションスキルも大切です。

工場・製造業へ転職するときの注意点

工場や製造業への転職には、注意しなければならない点もあります。
次に挙げる2点を考慮し、後悔のないよう転職を成功させましょう。

工場・製造業へ転職するときの注意点

  1. 製造業のデメリットを知る
  2. 将来を見据える

企業数が多く未経験でも歓迎されやすい製造業ですが、職種によってはデメリットを感じる場面が多いのも事実です。
特に工場の生産技術や製造ラインでは、単純作業の繰り返しだったり、交代勤務制による不規則な生活だったりと体への負担もあります。
ものづくりの現場は職人気質な人も多く、時代に反して年功序列が強く残っている企業も少なくありません。

軽い気持ちでできる仕事ではない、ということをしっかり理解しておく必要があるでしょう。

10年後、20年後、製造業で働いている自分を想像してください。
製造現場で経験を積んでから設計や開発を経て、最終的には商品企画を目標とするのも良いでしょう。

入社後どのように成長したいのか、もしまた転職をする時があっても、経験を糧にステップアップできるのかをしっかりと考えておくことが大切です。

まとめ

工場・製造業へ転職するときの志望動機と自己PRの書き方を解説しましたが、理解していただけたでしょうか。
職種の幅広さゆえ適正もさまざまな製造業においては、まず業界と企業の情報収集、そして自己分析を入念に行うことが大切です。
自身の経験とスキルから志望職種を見極め、明確な志望動機と自己PRを準備することが満足のいく転職につながります。

工場・製造業への転職におすすめの転職サイトは?

下記ページにて、工場・製造業への転職におすすめの転職サイトを紹介しています。
工場・製造業への転職を希望している方は、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめの工場・製造系転職・求人サイト徹底比較!